―― テナントビルに命を吹き込む、現場主義の一週間 ――
今週も、店舗・オフィス・事業所が入居する複数のテナントビルに関して、契約調整から設備トラブル対応、内見・募集・更新交渉まで多岐にわたる実務が集中しました。
【4月7日(月)】
茅ヶ崎駅の今井ビルの消防訓練に関する返信がテナント各社より到着し、安全管理に向けた集計作業を実施。また、妙蓮寺駅は菅沼ビルの原状回復完了報告も入り、引き渡し準備が整いました。さらに、こちらも茅ヶ崎駅ですが武藤ビル2階の申込が採算性を理由に破談となり、空室対応として既存反響リストの見直しに着手。
【4月8日(火)】
金沢文庫では、大手カレーチェーの出店に関する申込処理をオーナーへ報告。同エリア長坂ビルの定期清掃や、茅ヶ崎駅の山藤ビルのテナント様の社名変更対応など、ビル管理の基礎実務にも動きがありました。一方で、茅ヶ崎駅のムラサキビルB1Fではテナント様から水漏れの報告があり、緊急性の高い対応へ。設備系トラブルはオーナー・保険会社との連携も不可欠で、判断力が問われる一日でした。
【4月9日(水)】
代表者変更・承継契約・社名変更など、法人テナントならではの管理事務が集中。千代田ビル(横浜駅)・神山ビル(元住吉駅)・ルックハイツ(反町駅)など、長期入居企業に対する各種書類対応を的確に処理。また、各物件での請求書発行や更新通知作成が本格化し、オーナー通知や日割賃料計算なども併行で進みました。
【4月10日(木)】
8日にトラブル起きた茅ヶ崎駅のムラサキビルB1Fの件は、雑排水・汚水があふれる深刻な状態との現地報告があり、汚水槽点検・ポンプ交換履歴の確認・緊急対応体制の再整理まで踏み込んだ対応をして実際にはテナント様資産区分での詰まりが原因と判明しオーナーの責任区分では無く一安心。横浜駅東口の印刷組合会館では格闘技ジム出店希望問い合わせ頂きましたが騒音や振動の懸念にてNG判断、建物用途との適合性判断にも注力しました。
また、大手の上場企業含む事業系テナントとの折衝も多く、開業日程・調整区域・内科開設条件など、それぞれに合わせた専門対応を行いました。
【4月11日(金)】
週末には、茅木屋・宝家・ルックハイツ等の更新料・契約条件調整が一気に完了し、オーナー送付の準備に入ります。武藤ビルには新たに児童発達支援の業種から内見依頼が届き、次の入居へと動き出しました。
また、エーアイビルの電気設備点検日程や、駐車場防水補修の現地調査など、ビル設備面でも来週以降を見据えたスケジュールが確定。物件管理とテナント対応の両輪が止まることなく回り続けた一週間でした。
ビルという器に、事業者の挑戦と日常が宿る――
私たちは今週も、その縁の橋渡し役として、現場・管理・契約のすべてを「縦横無尽」に駆け巡りました。
来週もまた、空室に価値を、管理に安心を。そして入居者に満足を届けられるよう努めてまいります。